2019/03/13
H.T.(栃木県開業)
私は、矯正治療の経験年数だけは20年ほどになりますが、4年ほど前に、知り合いの勧めからトレーナー治療を導入し、バイオブロックステージ1も使ってとりあえず拡大はしていましたが、治療成績が今ひとつで、バイオブロック療法についてもっと深く勉強しないといけないなと常々思っておりました。
ジョン・ミュー先生のセミナーでは、オーソトロピックスの素晴らしさを知ることができましたが、やはり座学中心で、実際にバイオブロック療法の実践編(実習等)について学ぶ機会がなかなかなく、方々探していたところ名古屋での2daysコースを受講したのをきっかけに清流塾の扉を叩くこととなりました。
私の場合、ベーシックセミナー途中からの参加希望にも関わらず、2daysコースに参加していたことから、清水先生にはご快諾いただき受講できました。
現在はまだ終了まで行った症例はありませんが、側方拡大の効果はもとより、前歯部の圧下によりインディケーターラインを徐々に減らしながら、カウンタークロックワイズ(CCW)に下顎を閉じながら前方に誘導して、最終的にはショートフェイスに変化していく過程がとてもダイナミックで、親御さんの反応が、これまでの矯正治療と違ってとても感謝されております。本当に長かったはずの顔が変わっていくのは驚きです。
清水先生の提唱するスプリントタイプの咬合面は、結果として、カテナリーワイヤーや後方のレストの効きに大きく影響を与えるとともに、ケースによっては更に噛めるようになると、スプリント部分の臼歯部の咬合高径を低下しながら変化する場合があるのが分かります。
また、清流塾では、全身的アプローチがベースにあるため、正面観の分析が実は重要である点や、整体や筋膜などの知識も教えていただくことができますが、やはり、個人的に一番勉強になっているのが、セファロ分析だと思います。各種のセファロ分析について精通されている、清水先生からアドバンスコースでも、目から鱗の知識を教えていただけます。
おかげさまで、セファロ分析が一番の弱点だった自分が、今ではリケッツ分析を中心に、治療計画説明等で堂々と保護者や御本人に説明出来るようになりました。
ざっと私が清流塾にお世話になって間も無く2年が経過しようとしておりますが、今後ともアドバンスコースや、個別の症例相談でもお世話いただきながら、バイオブロックをしっかりと使いこなせるようになりたいと思っております。